激録・イタリア留学@ミラノ工科大学そしてブルガリア

ミラノ工科大学とイタリア留学の実情とブルガリア

留学先の検討方法(ヨーロッパ編)

 留学先探しは難しいです.なぜかというと言語の違いもさることながら,知り合いがいなかったり,実際に行けないからです.

今回は現地へ行かなくても,ある程度どの様な学校なのか知ることの出来る方法を紹介したいと思います.3つあります.

1.HPの作りこみと使いやすさ

 大学はそれぞれのHPを持っています.情報収集するときに,よく使います.

自分の経験としてHPがよく作りこまれていて使いやすい場合,その大学の組織もしっかりしている傾向があります.なぜかというとHPが作りこまれているということは

・広報にお金を割くほど財政的に余裕がある

・学生を呼び込もうというモチベーションが大きい

ことが考えられるからです.組織がしっかりしていないと入学の手続きや入学後,ビザなどで問題があった際,対応が遅かったり適切に対応してもらえない可能性があります.学生への関心が低いということは学生へのサポートにも関心が低い可能性があります.

2.英語版の情報量と現地語版の情報量の違い

 英語が第一言語でない場合,大概,現地語と英語でHPが書かれています.よくあるのが英語版には情報がほとんど載っていなかったり準備中である場合です.HPですら英語版を準備できていないとうことは英語で学べる講義もあまり多くないということが予想出来ます.また入学後や在学中の諸手続きなども英語で”スムーズ”にできない可能性があります.

 英語のHPがあったとしても文法の間違いが多いものがあります.それはその大学の英語のレベルを反映している可能性があります.英語で行われるコースでも間違いの多い英語であると理解が難しくなります.

3.連絡した際の返信の早さ

 多くの場合 prospective studentやinternational student 向けの質問フォームやメールアドレスがあります.ミラノ工科大学の例↓

Politecnico di Milano: International students office

ここへ連絡した際,1日や2日,数日内で返信があると信用できる組織であると思います.しかし返信が1週間や1か月後となると問題かもしれません.なぜなら入学後や入学手続きのスピード感を反映している可能性があるからです.また在学中に何か連絡してくても,それくらいのスピードでしか返信してくれないと考えられます.ちなみに夏休みやクリスマス前後は休暇の期間なので総じて返信が無かったりします.

 このように情報収集の段階でそれぞれの大学の性格を推し量ることができます.また諸手続きが遅いからといって意義のある学びが出来ないということでもありません.多角的な視点から情報収集することが肝要であると思います.